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紙・アプリ・NFC — スタンプカードを電子化するなら、結局どれがいいのか

会員証・スタンプカードの電子化を検討し始めると、紙のまま続けるか、アプリを作るか、NFC型を使うかで迷う方が多いです。3つの選択肢を、公開されている調査データも交えながら、それぞれの向き不向きを正直に比較します。

執筆: 水野亮人

「電子化したいけど、結局どれがいいのか分からない」

紙のスタンプカードをそろそろ電子化したい。そう思って調べ始めると、選択肢の多さに手が止まってしまう、というお話をよく伺います。アプリを作る会社もあれば、LINEを使う仕組みもあり、NFCカードやキーホルダーを使うサービスもある。どれも「便利になります」とうたっていて、何を基準に選べばいいのか分かりにくいのが正直なところだと思います。

この記事では、細かいサービス名の比較ではなく、もう一段シンプルに「紙のまま」「アプリ」「NFC」という3つの型に絞って、それぞれの特徴を整理します。TAGPPIはNFC型にあたるサービスですが、まずは公平な比較から始めます。

選択肢は大きく3つに分けられる

① 紙のスタンプカード

印刷したカードにスタンプや印を押す、昔からある方式です。導入コストが低く、お客様にとっても説明不要で使える点が最大の強みです。一方で、来店ごとの押印作業や、たまった数の把握、集計はすべて手作業になります。お客様側にも「持ち歩く」「忘れない」という負担が発生します。

② 会員証アプリ

店舗独自のアプリをスマホにインストールしてもらう方式です。プッシュ通知でクーポンや新商品を直接届けられる点は強力な武器になります。ただしその効果を得るには、まずアプリを入れてもらう必要があり、ここが最初のハードルになります。

③ NFCカード・キーホルダー型

ICカードやキーホルダーにスマホをかざすと、ブラウザ上の会員ページが開く方式です。TAGPPIもこの型にあたります。アプリのインストールも、名前やメールアドレスを入力する会員登録も不要で、Suicaを改札にかざす感覚に近い操作で会員証として機能します。

紙運用でつまずきやすいポイントを、数字で見る

CCCマーケティング株式会社が2018年2月に発表した調査によると、「ポイントカードを忘れたことがある」と回答した人は約8割にのぼりました。カードを忘れたり見つけられなかったりして付け損ねたポイントの総額は、全国で年間約580億円にのぼると同社は試算しています。

紙のカードは導入のハードルが低い一方、「お客様が持ち歩き続けてくれること」が前提になっている仕組みだとも言えます。この前提が崩れると、せっかくの会員化施策がお客様の財布の中で眠ったままになってしまいます。

とはいえ、紙にも根強い支持がある

公平のために触れておくと、「アプリさえあれば全員がそちらに移る」というわけでもありません。MAMORIO株式会社(現NEARIZE株式会社)が2022年11月に発表した調査では、スマホアプリの選択肢があっても「紙・カード派」を選ぶ人が43.8%を占めるという結果が出ています。理由としては、スマホの空き容量を圧迫したくない、通信量が気になる、といった声が挙がっています。

つまり、アプリという選択肢そのものに一定の抵抗感を持つ層が、今も一定数いるということです。会員証を電子化する際は、この層を置き去りにしない仕組みかどうかも、あわせて考える価値があります。

3つの軸で比較する

金額の話は各サービスの料金ページを見ていただくのが正確なので、ここではお店の運用とお客様の体験に絞って、3つの軸で整理します。

  • 運用の手間:紙は押印と集計が手作業。アプリは通知運用や不具合対応など継続的な管理が必要。NFC型は来店・特典の記録がブラウザ上で自動的に残るため、日々の集計作業が少ない
  • お客様に求める手間:紙はカードを持ち歩く手間。アプリはインストールと初期設定の手間。NFC型はキーホルダーやカードをスマホにかざすだけで、その場で会員ページが開く
  • データの見える化:紙は基本的に記録が残らない。アプリは高機能だが使いこなすには相応の運用体制が要る。NFC型は来店記録などの基本的なデータが自動的に蓄積される

TAGPPIが向かないケース

NFC型がすべてのお店に向いているわけではありません。次のようなお店では、無理に切り替えないほうがよい場合があります。

  • 客層の多くがスマートフォンを日常的に持ち歩かない(一部の高齢者向け業態など)
  • 来店頻度がそもそも年1回程度で、会員化によるリピート施策の効果が出にくい
  • 既に自社アプリが常連客に定着していて、プッシュ通知を使った販促が機能している
  • 紙のカードのままでもお客様からの不満が特になく、集計の手間もお店側の許容範囲内に収まっている

総務省の令和6年通信利用動向調査では、世帯のスマートフォン保有率は90.5%と報告されています。多くのお客様がスマホを持っている前提は成り立ちやすい一方、上記のようなお店では、電子化そのものを急ぐ必要は必ずしもありません。

まとめ

紙・アプリ・NFCのどれが「正解」ということはなく、お店の客層、来店頻度、そしてお店側がかけられる運用の手間によって向き不向きが変わります。紙は導入が簡単な分、集計と忘れ・紛失の負担が残ります。アプリは機能が豊富な分、インストールしてもらうまでのハードルがあります。

TAGPPIは、アプリのインストールも会員登録の手続きも不要な、NFCキーホルダー・カード型の会員証サービスです。無料で試せますので、紙やアプリと比べてどう違うのか、実際の画面を確認してみたいという方はお気軽にお試しください。

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